BB初心者指南書⓪ ~そもそも格ゲーって何をどうすればいいのよ?編~
- スバル
- 2016年3月2日
- 読了時間: 6分
突発的な企画ですが、新規格ゲー参入者に向けた何かしらのアピールをしておこう、ということで、BB初心者指南書⓪、始めていこうと思います。
まず、ブレイブルーというタイトル云々の前に格闘ゲームに初めて触れる人向けに、「格闘ゲームって何をどうするんだ?」というところから書いていこうと思います。
暫くの間、宜しければ付き合っていただけると幸いです。
また、サークルメンバーは書き加えたいことや修正したい部分があったら随時勝手にやっちゃってください。
【1】格ゲーについて
(A)格ゲーって、どんなゲーム?
格闘ゲームは、相手の体力を自分よりも多く減らすことが勝利条件となるゲームです。
タイムアップによる体力差での勝利もありますが、基本的には先に相手の体力を0にした方が勝者となります。
つまり、相手に勝つためには相手に攻撃する必要があり、また、相手に攻撃されなければ負けないということです。
格闘ゲームなんだから当然のことだろ、と思われるかもしれませんが、これは物凄く重要な話です。
以降、ダメージを与えるための行動とダメージを受けないための行動について想定します。
初回にしていきなり小難しい話になりますが、これが理解できれば実際の試合展開の方針がかなり立てやすくなると思うので、どうかお付き合いください。
(B)ダメージを与えるために何をする?
相手にダメージを与えるためには攻撃技をヒットさせなければなりません。
うまく自身の攻撃が当たれば相手にダメージが入り、勝利に一歩近付くわけですが、この攻撃を仕掛ける(=攻める)際に注意しなければならない点があります。
①攻撃動作中はガードが出来ない。
②技の入力が完了した後、その技のモーション中に相手の攻撃を受けると大ダメージを受ける可能性がある。
上述の②を用語を用いて簡潔に言い直すと、
②ch(カウンターヒット)すると通常時以上に火力を伸ばすことが出来る。
つまり、何もしていない状態で攻撃を受けた時よりも、技を出そうとしてchしてしまった時のコンボの方が痛いダメージを受けるのです。
また、タイトルによってはchさせた技自体のダメージが上昇する場合もあります。ストリートファイターとBBCFが最たる例です。
よって、攻撃を当てに行くということは、攻撃を受けるリスクも同時に上昇させているということを念頭に入れておかなければなりません。
(C)ダメージを受けないために何をする?
相手からのダメージを受けないためにはガードやバックステップなどの各種防御行動を採らなければなりません。
上手く相手の攻めをやり過ごすことができれば今度は自分が攻める番となることもありますが、それらの防御択を採っている間もまた注意しなければならない点があります。
“無敵技”、“当身技”、“GP(ガードポイント)技”、“アーマー技”以外の防御択では相手にダメージを与えられない。
当たり前ですが、ガードに攻撃判定が常時付いているキャラは(おそらく)存在しません。
もし存在したらそのキャラは間違いなくゲームのバランスブレイカーです。
例外として、“設置技”などにより、操作キャラ以外のものの攻撃判定が場に残っている(例:プラチナのアイテムなど)場合は存在しますが、基本的にガード・バックステップ・ジャンプなどには攻撃判定が付随していません。
よって、ダメージを受けない代わりにダメージを与えることもできないので、その選択肢だけを考慮した場合、リスクは少ないがリターンがほぼ皆無な行動であると言えます。
また、ラグナのCID(C版インフェルノディバイダー)をはじめとする全身“無敵技(≒昇竜)”、多くのキャラの“対空技”に付与されている頭属性無敵・上半身無敵などの属性・部分無敵技、バングのD技が代表とされる“GP技”、更にハクメンのD技が代表とされる“当身技”やテイガーの6Aなどの“アーマー技”は実質的に防御行動と攻撃行動を同時に行なうことができますが、それぞれに短所がほぼ必ず存在します。
昇竜はガード又は回避された時に非常に大きな隙が存在し、また、属性無敵・部分無敵、当身技、GP技、アーマー技にはそれぞれ適用外の属性・部位・フレームなどが存在します。
加えて、技を出しているので読みが外れた場合には(B)で挙げたchになる恐れも存在します。
つまり、上記3種の技は相応のリターンが用意されている代わりにリスクも相応に孕んでいる選択肢なのです。
以上のことなどから、格闘ゲームにおいて、勝利するためにはリスク・リターンの駆け引き(=読み合い)を否応なしにせざるを得ないということが伝わったでしょうか?
このリスク・リターンの管理ないし意識配分こそが勝利・上達への重要な鍵となるのではないかと筆者は思っています。
そして、対人戦においてはあらゆる行動・選択が読み合いに影響を与えるはずなので、自身の採った行動・選択に明確な意味付けをしていき、その的確性・妥当性を問うことがスピーディーな上達への鍵なのではないかなと私は思っています(自分が出来ているとは言っていない)。
つまるところ、理解・適応・対応が重要です。
解らなければ、誰かに教えてもらってでも解るようになることが勝率を引き上げる秘訣です。
特に格闘ゲームは“解らん殺し”が数多く存在するので無知は罪です。
知は力なり、です。
さて、これまで長々と読み辛い文章が続いてきました。
その中で、筆者が最も伝えたいことは、読み合いが否応なしに発生するということは、逆説的に、必勝法が存在しないことを証明しているということです。
つまり、誰にでも対戦相手に勝利するチャンスは存在するのです。
初心者の方にはこのことを是非とも覚えて格闘ゲームに触れてほしいなぁと思っています。
以後は、自身の勝利チャンスをモノにする(=試合に勝つ)ために必要なことと、相手にとってのチャンスを潰す(=試合に負けない)ために必要なことを思いつくがままに箇条書きで載せていきます。
これは完全な格ゲー初心者の方向けというよりは、ある程度BBのシステムを理解した人向けなのでそこは御容赦を。
次回からはBBについてもう少し掘り下げた記事にする予定です。
≪1≫試合に勝つ為に必要なこと
(A)少ないチャンスをモノにする
(ア)コンボの平均火力を伸ばす
➣コンボ練習。
➣状況に応じた最適なコンボルートの選択。
(イ)起き攻めを通す
➣複数の起き攻めを用意。
➣起き攻めの選択肢が豊富になるようなコンボの〆を選択。
➣解らん殺し。
(ウ)補正切りを狙う
➣補正切りのルート開発。
➣“紫投げ”など。
(エ)リターンの大きな選択肢を採る
➣読み合いが噛み合った時により火力が伸びる選択肢を採択。
(B)チャンスの数を増やす
(ア)立ち回りで触る回数を増やす
➣的確な間合いの詰め方。
➣自キャラが得意とする距離を維持。
➣有利フレームを活用した攻め継続。
➣無敵技、突進技などをrcして無理やり攻め継続。
(イ)攻め方に緩急をつける
➣“リボルバーアクション”を一部省略して“中段”。
➣“当て投げ”など。
≪2≫試合に負けない為に必要なこと
(C)相手のチャンスを潰す
(ア)相手のコンボ火力が伸びる状況下で無防備になることを避ける
➣対空技をしっかり出す。
➣画面端で喰らうことを回避。
➣相手のゲージなどを常に確認。
(イ)相手のリターン重視の択を通さない
➣中段を見てから立ちガード。
➣体力リードをしている時は不用意にリスクを冒さない。
➣相手キャラの“詐欺飛び”などに関する知識。
➣解らん殺しを回避。
(ウ)切り返しの手段を保持しておく
➣“バースト”、“カウンターアサルト”ができるようにゲージ管理。
(エ)立ち回りで相手に触られない
➣攻撃が最大の防御。立ち回りで勝つ。ゲームメイク。
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